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医療豆知識
 
痔と間違えやすい病気
痔と間違えやすい病気には、「大腸がん」「大腸ポリープ」「クローン病」「スキンタグ(皮膚痔)」「尖圭コンジローム」などがあります。

最も間違えやすい病気は「大腸がん」です。便に血が混じる、便秘や下痢を繰り返す、残便感がある場合には一度検査を受けてみて下さい。最初は「紙に血がついた」「血便が出た」程度の症状である事が多く、直腸がんでは「トイレに行っても少ししか便が出ない」「しばらくするとすぐに便意をもよおす」という特徴が見られます。痔と決定的に違うのは、痔の場合は出血の量が多いのですが、大腸がんの場合は便に血がつく程度となります。

「大腸ポリープ」は大腸の粘膜の一部が腫瘍状に隆起する病気です。大腸がんの一歩手前とも言えます。血便になる事が多く、腫瘍性の大きな大腸腺種の場合には便潜血(微量の出血)や潜血便という症状が出ます。

「クローン病」は口から肛門までの消化器に腫瘍が出来る病気です。痔ろうやろう孔(消化管などに穴があいた状態)が出来る事もあります 。腹痛や下痢、発熱を引き起こし、20〜30代での発症が多いです。

「スキンタグ(皮膚痔)」は肛門の周囲の皮膚が腫れ、その腫れがひいた後にたるみが出来る病気です。他の痔に伴って出来る事が多いです。

「尖圭コンジローム」は性行為の時にウイルス感染して、肛門内や肛門周囲の皮膚にイボが多数生じる病気です。再発する事も多い病気です。

いずれの場合も、お尻からの出血には単なる痔ではなく重い病気のサインが隠されている事があります。気になったらすぐに検査を受けるようにして下さい。ふなびきクリニックの健診センターでもお気軽に大腸検査を受けて頂く事が出来ますので、どうぞご利用下さい。
 
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