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医療豆知識
 
蕁麻疹(じんましん)とは
蕁麻疹(じんましん)は、皮膚に赤く膨らんだブツブツ(皮疹)が現れる病気です。かゆみを伴うことが多く、膨らみはごく小さなこともあれば、からだに地図を描いたように広がることもあります。

皮膚に存在するマスト細胞は何らかの刺激を受けることにより様々な化学物質を細胞の外に排出しますが、なかでもヒスタミンという物質は血管や神経に作用し、皮膚に膨らみや赤み、かゆみを起こします。こういったヒスタミンなどの化学物質が、症状を引き起こすと考えられています。

しかし、マスト細胞への刺激のきっかけは様々で原因がわからないものも多いです。例えば、きっかけのひとつに食べ物や薬の摂取がありますが、これにはアレルギー性のものと非アレルギー性のものがあります。また、肌への直接の刺激もきっかけのひとつで、衣服などの擦れ、寒冷、日光、発汗などが原因として考えられます。湿布薬、植物、昆虫の毒などアレルギーで起こる場合もあります。また、疲労やストレスが原因となることもあります。

「皮膚マスト細胞を刺激する主なきっかけ」
・食べ物 … 魚介類、肉類、鶏卵、乳製品、大豆、小麦、そば、食品添加物など
・薬 … 抗生物質、消炎鎮痛薬など
・その他の刺激 … 衣服などの擦れ、冷たい水や空気、日光、発汗、植物、疲労、ストレスなど

また、原因がはっきりしないものも多くみられます。どのような刺激が原因かはっきりしているじんましんは27%ほどで、明らかな刺激がなくても毎日自発的に症状が現れる特発性のじんましんが73%を占めています。特発性のじんましんのうち発症から1ヶ月以内のものを「急性じんましん」、それ以上のものを「慢性じんましん」と呼んでいます。急性じんましんは感染症と前後して起こることが多く、そのような場合は感染症の消失と共にじんましんも消失することが多いです。慢性じんましんは夕方から夜間に症状が現れ、悪化することが多いです。ストレスや疲労で悪化しやすいので注意しましょう。

じんましんの治療は、原因が明らかな場合は原因を取り除くことを第一に行います。明らかな原因がない場合は、かゆみの原因となるヒスタミンなどの働きを抑えることが大切で、抗ヒスタミン薬を服用します。抗ヒスタミン薬とは、かゆみの原因となる体内のヒスタミンの働きを抑えるお薬です。眠気やインぺアード・パフォーマンスの起こりやすさは薬の種類や個人の体質によって異なりますので、自動車の運転や危険を伴う機械の操作に従事される方は医師や薬剤師にご相談ください。(抗ヒスタミン薬の効果には個人差があります。)

じんましんには、急性じんましんのように比較的短い治療期間で治るものもあれば、慢性じんましんのように治療に時間がかかるものもあります。しかしながら、治療を続けていけばほとんどの方がよくなります。あきらめずに根気よく治療を続けましょう。また、原因不明の慢性じんましんでは、疲労やストレスなどから症状が悪化することがあります。職場や家庭の環境の変化で症状が軽くなることもありますので、じんましんを悪化させる要因を見つけてそれらを解消する工夫も大切です。
 
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